九州熊本で学ぶ写真と動画の講座。
かわいいワンちゃんと来てくださった、Eさんの個人レッスンでした。
一眼レフ / ミラーレスカメラの扱いはバッチリ。
ISOも絞りもシャッター速度もライティングも完璧。
写真教室にも通われていらして、基礎がしっかりとできている方の次のステップです。
完璧だけじゃ物足りない
どんな写真を目指していらっしゃるのか?
SNSで参考にさせていただいた方々の写真はどれもすばらしく、きれいで、カンペキ。
どこからどう見ても100点満点。
自分が依頼するならこんな「至極の1枚」をぜひを撮って欲しいって思います。
でもセオリー通りの美しく完璧な構図ばかりではつまらない、、?
これぞという一枚が撮れたなら、あとは自由に遊んでみるのはいかがでしょうか。
自分の魅力はなんだろう
技術をひと通り押さえた次なる一歩は、自分のオリジナリティに目を向けてみるのはどうでしょう。
・一目見ただけでその人の作品だと分かる作家性
・スナップ写真の軽快なラフさ
つまり「自分が楽しいと感じることを突き詰める。
そして構図のセオリーから抜け出して、自由に楽しく、心が動いた瞬間に撮ってみる」こと。
あぁ、自分へ向けた言葉みたいです。
構図で遊ぶ
かつて師事した先生は、あえて崩した構図を楽しんでいらっしゃるように見えました。
わたしも年月を経て、構図で遊べる歳になったのでしょうか。
セオリー通りの構図に、少々飽きてきております。
最近は「スナップ写真」の持つ瞬間的な衝動性にも、とても惹かれます。
若いころは今ほど胸に響かなかったのにと、巨匠たちの作品に心打たれるたび、感慨深く思います。
研ぎ澄まされた妙技を
大学の頃は写真展に行ってはレポートを書く日々でしたが、とても良い経験でした。
ポートレート、ジャーナリズム、スナップ、ファッション、ランドスケープ、、、
好きな写真、苦手な写真、よく分からない写真、、
それぞれのジャンルで、いろんな作品に触れ、考察し、文章にしました。
一辺へ偏りそうになる方向性を、是正する良い経験だったと思います。
図書館へ行き、色んな写真家の作品を手に取ってみるのはいかがでしょうか。
神々の研ぎ澄まされた妙技は、SNSで見ることはできません。
珠玉の作品をたくさん目にすることで、新しい視点が開けるかもしれません。
心うたれ感動する作品にきっと出逢えると思います。
寄っていく癖
自分のオリジナリティはと考えてみると、「対象に寄っていく」特性が一つあります。
料理の写真を専門にしていたころに、先輩に言われ自覚した癖でした。
「もうこれ以上近づけない」ところまで、物理的にも内面的にも寄っていくのは、今も昔も変わらないオリジナリティかもしれません。